月別アーカイブ: 2015年7月

“Your English is fine.”

久しぶりになんでもないただの現実逃避の駄文。

先日久しぶりにプライベートで英語を話す機会があった。私はアメリカに2年いた割には自分の英語力に対する自己評価は低くて,まぁTOEICとか受けても800点くらいがいいところだろうと思ってる(ボキャ貧なのが致命的)。しかしながら,他者評価だと「英語マッチョ」にカテゴライズされることが多い。実際論文は基本的に英語で書くし,口頭発表も基本的には英語でやることにしている。でもそれはあたっている文献がだいたい英語なので,適切な日本語訳を探すプロセスが面倒だったり,あとで結局論文にするときに英語で口頭発表した方が楽だからとかそういう理由が大きい。英語で論文を書くのは単純に英語で書いたほうがsubmitできるジャーナルが圧倒的に多いから。国内誌でも英語のみしか受けつけないところもあるし(ARELEとか),日本語しか受けつけないってところは少ない。だったら落ちた後に別のところにsubmitするのも英語の方が楽かなと思う。

というのは前置き。そうそう,英語を話す機会があった話。1対1だったのでほとんどしゃべりっぱなしだったわけなのだけれど,それなりにそれなりなパフォーマンスをしたと自分では思っていた。たまに英語が出てこない(単語がわからない)ところもあったけれど。それで,「第二言語で話すのって難しいねなかなかうまく伝えられてないね」みたいなことを言ったら

“Your English is fine.”

って言われたのです。さて,みなさんなら,こう言われたとき,自分の英語がどのように評価されたのだと思いますか?fineということば,どう解釈しますか?(もちろんトーンとか表情とか言い方に多分に左右されるところはあるかと思いますけど)

私は,「まぁ悪くない」「わかるレベル」みたいな解釈をしたんですよね(ほとんど無意識的に)。でも,fineていう単語は基本的にはポジティブな意味を持っている言葉ですよね。

ウィズダム英和辞典より

ウィズダム英和辞典より

ただし,こんな注意書きもあります。

ウィズダム英和辞典より

ウィズダム英和辞典より

割りと幅広い意味があって勘違いされたりするかもしれないので,私は褒めるときにfineは個人的にあまり使いません。というか,叙述用法では使わないといった方がいいかもしれません。あとは,「べつにいいよー」くらいの意味でfine with meとか言うくらい。意図的に冷たく返すときや不機嫌なときに,あえてfineを使うような感じ。別に

“How are you?”

“I’m fine, thank you.”

みたいなやりとりはネイティブは使わないよ!とかそういうくだらないことを言ってるわけではなく,ですけど。うーんでもやっぱりfine performanceとかいうならgood performanceとかexcellent performanceとかいうかなぁ?みなさんはどうですか?

私はちょっとひねくれて,

“Alright. My English is FINE.”

と返したら,「いやいやそういうことじゃなくてほらあのその,ね,私がいつも教えてるのはもっとレベルの低い子たちで…」というようなことを言われました。フォローになってないよw

久しぶりに,あぁもっと英語がうまくなりたいなぁ,と思ったのと,英語難しいなぁ,と思ったのと。

なにをゆう たむらゆう

おしまい。

2015.07.27追記

映画 “Fifty Shades Of Grey”を見ていたら,fineの用例があったのでメモ。

  1. ルームメイトのケイトの代わりにインタビューにいったアナスタシア。帰宅して,ケイトに”What was he like?”と聞かれて,”He was fine.”と答えた。字幕は「いい人よ」。それを聞いたケイトは”Fine? Just fine?”「いい人?それだけ?」と聞き返す。

    この時のfineは明らかに褒めていそうで心がこもっていない感じ。

  2. 弟が骨折して母親が看病のために卒業式に出席できないと連絡。弟を置いて来てくれたらいいのにと頼むも断られ,「わかってちょうだい」と言われたアナスタシアは”yeah, it’s fine”と答えた。

これは不満はありつつも「わかったよ」という感じ。どちらもポジティブな意味ではなかった。fineの用例ってこういうのの方が多そうだけど実際どうなのだろう?(人任せ

JSLS2015@大分

今週末に大分の別府で開催される言語科学会の研究大会で共同研究のポスター発表があります。1年前から追いかけているthere構文における主語と動詞の一致についてです。今回のポスターには盛り込めませんでしたが,別で取ってるデータもあるのでそれもまとめて今年中にどこかに論文を投稿予定です。

昨年JABAETで発表したときの資料はこちら。

 

今回のポスターはこちら。