タグ別アーカイブ: 和食

院生こそ出汁を取れ

「お前何様だよ」っていうタイトルをつけてしまったことをお許しください。

先日、下の記事をふと見つけました。

「だし愛好家」が語る、だし生活を始めるべき8つの理由

で,記事を読んで影響されて私も無理せず出汁とる生活みたいなことをしようかなと思ったわけです。始めて2週間くらい経っての感想は,

マジで出汁うまい。

この一言に尽きると思います。This is what I neededって身体が叫んでる感じがします。大学院生って,生活が不規則になりがちで,コンビニ飯や外食が多くなりがちなんですよね。そんな中でも自炊を心がけてはいたのですが、出汁を取るというのは今までやって来ませんでした。実家でも顆粒だしでしたし,そこまでするのは面倒だと思っていたからです。ただ,院生こそ出汁取ってお味噌汁作ってほしいです。身体が喜びます本当に。

出汁の取り方は,高校の時に家庭科で習ったことがあります。家庭科で調理実習がある時には,班の誰かが昼休みに調理室に行って鍋に水張って出汁用昆布を入れておき,始業と同時に鍋に火をかけて昆布出汁を取るところこらスタートしないと怒られるみたいな授業を受けていたからです(今思うと,そういう料理の基本とか,手編みのマフラー作りとか,高校の家庭科でやったことはすごく生きる力になっていると思います。編み物はあれ以来やったことないですが)。

沸騰寸前に昆布を取り出し,鰹節を入れて火を止めてふきんでこして合わせ出汁にする。これがもうめんどくさいわけですよね。ただでさえさっさとご飯作って食べたい時に,この一手間は無理だと。

そこで,記事で紹介されていたように,麦茶ボトルで昆布だしをやってみました。書籍は読んでないのであくまで自分流ですが,百均で1リットル用のプラスチックボトルを買ってきて、そこに出汁用昆布と水を入れて冷蔵庫に入れておくだけ。味噌汁やうどんや煮物を作る時は,水を沸かす代わりにそのボトルからだし汁を入れて使うだけ。これだけでも十分です。

鰹出汁は,これまた百均でコーヒードリッパーとペーパーを買ってきて,コーヒーを淹れる容量で鰹節にお湯をかけるだけ。これだけでも十分。しかも簡単です。

合わせ出汁にするときは沸騰寸前の昆布出汁を鰹節にかければ良いことにしています。サーバーはないので,お鍋の上でドリッパーを持って,お鍋の中のだし汁をおたまですくってはかけて,すくってはかけてみたいなことを数回繰り返して合わせ出汁にしたりしています。

普段のお味噌汁をこのだし汁で作るだけですごく美味しいし,おうどんもこのだし汁に醤油を少し入れて味を調整するだけで良いと思っています。

いや,そりゃあ「ちゃんと」やった方がもっと美味しいのだと思いますが,めんどくささと天秤にかけたら「これでも十分」って私は思っています。なんというか,味が濃くないのに味がしっかりするんですよね。だしの旨味が味わえると言いいますか。

外食とかコンビニ飯とかが続いてなんかお腹は減ってるけど牛丼とかラーメンとか中華とかそういう気分じゃないなあみたいなことありませんか?そういう時こそ,サクッとだし汁沸かして好きな具材に火を通してお味噌汁とご飯と納豆。ご飯を炊くのが面倒なら週に1回たくさん炊いて,小分けして冷凍しときましょう(炊きたてじゃないととか文句言う人は知りません)。納豆は賞味期限切れでも味は落ちるけど全然食べられます(なんの宣伝だ)。これだけで生き返りますから。味噌汁がめんどくさいならうどんでもいいです。乾燥わかめでわかめうどんとか溶き卵入れるとか冷凍した油揚げ入れるとか。そういう手抜きでもいいからお出汁摂取してみてください。

身体の内側からThis is what I neededって声が聞こえてきませんか?きませんか…

私の説得力が足りなかったようです。『だし生活、はじめました』を読んでみましょう。私も読んだことないので読んでみようと思います。Amazonで調べたら,「出汁ポット」なるものもあるようですね(ちょっと高いかなと思いますが)。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

9月27日の名古屋自炊飯

今月も東京行ったりなんだりでバタバタしていて中々自炊する機会もなかったのですが,やはり外食が続くと心身ともにすり減ってしまってだめだなと気づきました。どんなに簡単でもいいから何か作って家でご飯を食べることが健康を保つカギですね私の場合。

というわけで,久しぶりに買い物をしました。さんまが1本98円と安かったので2本購入。1本はそのまま塩焼き。

 

秋刀魚の塩焼き。ちなみに煮豆は買ったやつです。

秋刀魚の塩焼き。ちなみに煮豆は買ったやつです。

 

2本目は3枚におろしてから蒲焼きに。

秋刀魚の蒲焼。片栗粉をつけて焼き色がちゃんとつくまで焼いてから,砂糖・みりん・醤油を合わせたタレをからめて焼き付けて完成。

秋刀魚の蒲焼。片栗粉をつけて焼き色がちゃんとつくまで焼いてから,砂糖・みりん・醤油を合わせたタレをからめて焼き付けて完成。

この他にも挽き肉と厚揚げの味噌炒めをお弁当用に作りました(写真を撮り忘れた)。夏が終わったかと思っていたのにこの日は暑くて終始汗だくになりながら料理しました。でも,料理しているときは余計なことを考えずに料理に集中できるので,リフレッシュにもなります。

ああ,やっぱ趣味料理だなと思った瞬間でした。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

8月15日の名古屋自炊飯

先週は東京に行ってたので冷蔵庫はすっからかんで,昨日ひさしぶりに買い物したのでご飯を作りました。冷凍庫に1年くらい眠ってた冷凍のさばの切り身を使って竜田揚げ。野菜を取るためにピーマン,人参,玉ねぎを千切りにして南蛮漬け風。汁に漬ける時間がなかったので,「風」でw

残りは冷蔵庫にあるので今いい感じに漬かってるかと思います。

鯖の竜田揚げ南蛮風

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

最近の自炊飯まとめ

 

朝ごはんは前の晩に作っておいたハヤシライス。お豆が好きだからお豆を入れています

 

夜ごはんは即席オムハヤシ。具無しのケチャップライスを作ったあとに、玉子3個でオムレツ(ナイフで開いてとろ〜のやつ)。

 

デミグラスソースハンバーグ。ソースももちろん手作り。

 

豚モモ肉のロースト。ポン酢でさっぱり。

 

肉まぜそば

 

ピーマンの肉詰め。ひき肉料理続きw

 

今年初の冷やし中華

ベーコンとえのきの和風パスタ

おなか減ったけど冷凍していたご飯もなくなってしまったので夜ご飯はパスタにしました。冷蔵庫にあったのはベーコンとえのき茸のみ。さてなにパスタにしようかなと悩みましたが和風パスタにすることに。かつお節が決め手です。以下,簡単に作り方。

材料

  • パスタ麺:僕の普通は200gで1人前
  • スライスベーコン:今回は贅沢に4枚使いましたが2枚でも
  • えのき茸:1/2袋くらいですかね。1袋使ってもいいでしょう。あとは,エリンギやしめじ,椎茸などでも代用可能です
  • 醤油:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • かつお節:1袋(小さいパック分けのやつ)
  • サラダ油:適量(ごま油でもいいかも)
  • 塩:パスタ茹でる用
  • 塩コショウ:下味用
  • (めんつゆ):あるなら大さじ1/2くらいいれてもいいかも。ないなら砂糖をほんのひとつまみいれましょう
  • (鷹の爪):今回は使ってませんがピリ辛が好きな人は
  • (万能ねぎ):最後にパラパラとかければ色合いもよくなります

作り方

1. まず鍋にたっぷりのお湯を沸かしましょう。

2. お湯を湧かしている間にベーコンを1センチ幅に,きのこ類も準備。エリンギ切るならベーコンと同じくらいの大きさになるようにスライスするとよいでしょう。

3. フライパンに油をひきます。鷹の爪入れる人はここで種とって輪切りにした鷹の爪を入れて弱火で香りをうつします。

4. お湯が湧いたら塩をたっぷりいれてパスタを茹でましょう。ゆで時間はパッケージの時間マイナス1分が目安。

4. フライパンの温度があがったらベーコンを投入して少し炒めて,きのこ類を投入しましょう。

5. きのこ類がしんなりしてきたらちょっと塩コショウして一旦火をとめます。

6. フライパンに醤油,お酒,砂糖orめんつゆ,かつお節パックの半分をいれて,火にかけます。ちょっとまぜまぜして調味料と具材を絡ませましょう。

7. パスタを一本すくって食べてみて,芯がほんの少し残るくらいになったら鍋の火をとめます。

8. 湯切りはせずに,鍋から直接フライパンにパスタを移します。こうすることで,ゆで汁もフライパンに適度に入ってソースがいい感じになります。

9. パスタをフライパンに移したら,具材とすばやくまぜて煽ります。ここでは具材,ソースとパスタを絡めることが目的なので,手早くやるのがポイントです。

10. いい具合に具材とパスタが絡んだら火をとめて,お皿に盛ります。

11. 最後にかつお節パックの残りをパラパラとかけて完成です。万能ねぎがあればパラパラとかけてあげると見た目もぐっとよくなります。

万能ねぎとかパラパラすると色合いよくなりますね

万能ねぎとかパラパラすると色合いよくなりますね

というわけで,ベーコンとえのきの和風パスタでした。グリーンアスパラを薄く斜め切りにして使ってみても和風な味付けと相性いいでしょうね。あとはほうれん草でもいいかも。ちなみに,めんつゆオンリーで味つけしてもそれなりにはなると思いますが,ちょっと甘すぎると思ったので今回は使ってません。かつお節を1パック使うので,それでだしの代わりになりますしね。ソースと具材の組み合わせでいろんな楽しみ方ができるパスタ。かつお節をたっぷりいれるこの和風パスタの作り方,みなさんもお好きな食材で試してみてください。

なにをゆう たむらゆう

おしまい。

一人暮らしのプチ贅沢すき焼き

スタンディングネギ鍋という言葉をご存知だろうか。

詳細はググっていただくとして,とにかくうまかった。しかしそれはスタンディングネギ鍋がうまいのではなくすき焼きがうまかったのだ。すき焼きは豪華すぎて貧乏一人暮らしには向かない?いやそんなことはない。普通に鍋をするのと変わらない。そして生卵くらい冷蔵庫には入っているはずだ。できる。今すぐやってみよう。

作り方(適当)

1. 醤油とみりんをおたまに1杯ずつとって鍋にいれる。お酒はおたま半分。そこに砂糖大さじ2/3をいれる。醤油とみりんがない?そんな奴は今すぐ出直して来い!その場合は急いで買ってこよう。

2. 火にかける。沸騰したら弱火で数分。煮詰まったら計量カップかなにかに移そう。

3. 食材の準備。私が使ったのは白菜,えのき,春菊(←イチオシ),豚ロースのしゃぶしゃぶ肉,そしてスタンディングのネギ鍋ということで長ねき。

4. スタンディングネギ鍋にこだわらなければ食材をさきほどの鍋にどさっとならべる。スタンディングしたいなら長ネギを中央に立たせて残りの食材で周りをかためる

5. 計量カップにうつした割り下をかける。そこに水を足す。食材のちょい下くらいで平気。

なんか冴えないアート作品みたいになっていることは気にしない

なんか冴えないアート作品みたいになっていることは気にしない

6. ふたをして火にかける。沸騰したら中火にして,おたまで煮汁をまわしかけながら少し煮る

7. いい感じになったら火をとめて,あとは溶き卵にからめて食うべし!!

IMG_2997

春菊ぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

うまい!

うおおおお!

春菊!!!

残った汁にはうどんもいいだろう。

超カンタンで高級感にひたれる。もちろん牛肉だってよいし鶏肉でもうまいはずだ。お好みの鍋用食材をいれて楽しんでほしい。

なにをゆう たむらゆう

おしまい

味噌漬け鶏肉とゴボウのバターペッパー炒め

思いつきで作った料理が意外とヒットしたので備忘録も兼ねて書いておきます。タイトルのお料理。以下レシピ的なものを記しますが,分量は適当にやりました。ザ・男の料理。ただしそれでは再現性がないので,僕の感覚に基づいてまぁこの程度だろうという感じで書きます。もしこれ見て作られる際はご了承ください。まぁそんなに外れるものでもないでしょうけどね。

味噌漬け鶏肉とゴボウのバターペッパー炒め

味噌漬け鶏肉とゴボウのバターペッパー炒め

 

材料(2人前)

  • 鶏もも肉               1/2枚
  • ゴボウ                    1/2本
  • エリンギ                中くらいの1本←冷蔵庫にあったので入れましたが,なくても全然OK
  • 味噌                         大さじ1と1/2
  • 酒                大さじ2と大さじ1(炒めるときに使います)
  • みりん                        大さじ2
  • さとう                     小さじ2
  • おろしニンニク    小さじ2
  • おろししょうが     小さじ2
  • バター                      10グラム
  • 塩        少々
  • ブラックペッパー 少々

作り方

  1. 下ごしらえで,鶏肉を味噌漬けにします。まずは,鶏肉を一口サイズにカットして,ビニール袋の中に。
  2. 味噌,酒,みりん,さとう,おろしニンニクとおろしショウガを袋の中に入れて,揉み込みます。
  3. 僕は冷蔵庫で一晩寝かせましたが,まぁ時間がない時は30分から1時間とかでもいいでしょう(たぶん
  4. ゴボウは洗ってささがきにします。千切りでもいいかもしれませんが,ささがきにしたほうが少ししんなりするので,食べるときに鶏肉と一緒に食べやすくなると思います。
  5. ごぼうには本当はアク抜きは必要ないらしいですが,僕は酢水に少しつけておきました。数分さらしたら,水気を切っておきましょう。
  6. エリンギは横半分に切ってから縦半分に割って,5mmくらいでスライスしていきます。下準備はここまで。
  7. さて,炒める作業に入ります。フライパンを熱し,バターを溶かします。バターをフライパンになじませたら,漬けてあった鶏肉を投入。袋の中に漬け汁が残ったのは残しておいてください。
  8. 焦げないように注意しながら,弱火-中火で鶏肉を炒めます。その間に,さきほど鶏肉を取り出した袋に水気を切ったゴボウを入れて,残ったつけ汁にゴボウをなじませます。
  9. 鶏肉に8割ほど火が通ったら,袋に入れたゴボウを投入して一緒に中火で炒めます。1-2分ほど炒めて鶏肉となじんだら,エリンギも投入。
  10. フライパンを何回かあおったら,酒大さじ1を投入して蓋をします。こうすることでゴボウがしんなりと仕上がります。
  11. 30秒くらい様子を見て,蓋を取ったら全体を混ぜます。
  12. 最後に塩少々を振り,全体にブラックペッパーをふりかけます。
  13. ブラックペッパーが全体になじむようにフライパンを煽って完成。最後に青ネギなんか載せると見た目もいいかもしれませんね。

僕の悪い癖なんですがどうもこう料理の仕方を記述しようとすると感覚的なことが多くて難しいですね。かなり暗示的知識に頼って料理してることがわかりますw

さて,この料理のポイントは,肉にしっかりと味付けしておくことです。作り方を見てもわかるように,炒める段階ではほとんど味付けをしていません。つまり,肉にしっかりと味がついていて,それをゴボウやエリンギにもまとわせることで全体がほどよい塩加減になるようになっています。ですから,肉を漬ける際の調味料の分量は適宜加減してください。少なすぎるとゴボウに味がつかなくなってしまいますので。

このレシピは,実はバリエーションが豊富に考えられます。例えば,味噌漬け肉は,豚肉(豚バラがいいですかね?)でやってもおいしくできると思います。また,バターとブラックペッパーではなく,豆板醤を使えばピリ辛味噌炒めになります。野菜も,ゴボウではなくピーマンを使ってもいいと思いますし,もちろんナスも味噌と相性がいいでしょう。あるいは,しめじやまいたけを使ってキノコ炒めにしてもいいと思います。

肉を漬けておくのは時間がかかりますが,その一手間でグッと料理も美味しくなります。今日の夜ご飯には間に合わないかもしれませんが,明日のお昼や夜ご飯に向けて,味噌漬け鶏肉とゴボウのバターペッパー炒め。いかがでしょうか?

なにをゆう たむらゆう

おしまい。