今週末に大分の別府で開催される言語科学会の研究大会で共同研究のポスター発表があります。1年前から追いかけているthere構文における主語と動詞の一致についてです。今回のポスターには盛り込めませんでしたが,別で取ってるデータもあるのでそれもまとめて今年中にどこかに論文を投稿予定です。
昨年JABAETで発表したときの資料はこちら。
今回のポスターはこちら。
今週末に大分の別府で開催される言語科学会の研究大会で共同研究のポスター発表があります。1年前から追いかけているthere構文における主語と動詞の一致についてです。今回のポスターには盛り込めませんでしたが,別で取ってるデータもあるのでそれもまとめて今年中にどこかに論文を投稿予定です。
昨年JABAETで発表したときの資料はこちら。
今回のポスターはこちら。
中部地区英語教育学会和歌山大会で,同じ名古屋大学大学院の後輩である西村くんと,共同研究の発表があります。語彙のネットワークモデルである階層改訂モデル(Kroll & Stewart, 1994)に基づき,文法の情報である複数素性がどのように処理されているかをL2英単語をみてからL1翻訳のマッチングを判断する課題と,L2英単語をみたあとに写真を見るという課題で検討したものです。資料のPDFはslideshareからアクセスできるようになっていますので御覧ください。なお,当日印刷した配布資料の用意はありませんのでご了承ください。
明日,法政大学にて行われる第20回日英・英語教育学会研究大会において,名古屋大学大学院の福田さん,西村くん,草薙さんとの共同研究を発表します。タイトルは,”Japanese EFL Learners’ Implicit/Explicit Knowledge of Subject-Verb Agreement in existential there: A Self-Paced Reading Study”です。当日配布する資料をスライドシェアにアップロードしましたので御覧ください。研究の概要としては,いわゆるThere構文における主語と動詞の一致に着目し,日本人英語学習者の数の一致に関する知識を自己ペース読み課題と誤文訂正課題という2種類の課題を用いて測定し,明示的・暗示的知識という枠組みでの議論を試みたものです。当初の構想段階からかなり方向転換したところがあり,荒削りな状態ですが,よろしくお願いします。
先週末から学会の旅でした。4日から6日は福岡で外国語教育メディア学会の全国大会,9日から10日は徳島で全国英語教育学会でした。九州も四国も初上陸。観光という観光をすることはできませんでしたが,美味しいラーメンや美味しいラーメンを食べることができたのでとても満足しています。
福岡から徳島行く前に香川県高松市でうどん三昧してきました。いや高松市いいですね。僕の住みたい街ベスト5に食い込んでくる素晴らしい街でした。商店街を歩いているだけでも楽しくて,うどん美味しくて,美味しそうな居酒屋もたくさんありました。今回は1人居酒屋できませんでしたが。高松で行ったうどん屋さんは,黒田屋,竹清,さか枝,バカ一代の4店舗でした。
あったかいうどんもいいですが,やはり冷たいぶっかけうどんが暑い夏にはいいですね。うどんのコシもすごいですし。でも,その店ごとにどんなうどんをチョイスしたらいいのかというのはとても難しい問題でした。それもつきつめていくとジャスティス大会なんでしょうけれど。またいつかうどん三昧しに行きたいですね。
徳島は台風11号が直撃して雨と風がすごく,宿泊していたホテルの前の川も増水して溢れそうでした(というかちょっと低くなってるところはあふれてました)。避難勧告の緊急速報も飛び込んできましたが,時間を短縮したりプログラムを同時進行にするなどの対応がとられ,なんとか学会は無事に終了しました。大会運営にあたった先生方,本当にお疲れ様でした。
ブログでも宣伝しましたが,私は1日目に,“Countability of Normal / Material Nouns in Japasene EFL Learners’ Explicit and Implicit Knowledge”というタイトルで口頭発表がありました。日本人英語学習者の名詞の可算性に関する知識のうち,とくに普通名詞と物質名詞に焦点をあてた研究です。名詞周りでは,冠詞や可算性の習得困難性の研究はこれまでにもかなり行われてきています。しかしながら,「困難」というのは実際には明示的知識(簡単にいえば「知っている」知識)としてなのか,あるいは暗示的知識(簡単にいえば「使える」知識)としてなのか,という枠組みでは議論されてきていませんでした。そこで,時間制限のない文法性判断課題(untimed GJT)と,「読み直しせず早く解答してください」という指示をした文法性判断課題(speeded GJT)の2種類を用いてそれぞれの名詞に関する知識がどのように表象されているのかを検証した,というのが研究の概要です。
本番の発表後の質疑では,反応時間の分析手法に関して,ex-gaussian分布へのフィッティングという手法を用いた理由についての質問がありました。この研究では,反応時間の平均値を比較してどっちが有意に早かったとかそういう議論はしませんでした。そもそも,反応時間は正規分布をしないため,正規性を仮定した平均値の比較検定に適さないから,というのがその理由のひとつです。もうひとつの理由は,反応時間データをあくまで分布の確認として使ったというのもあります。ex-gaussian分布は反応時間の分布に近似すると言われているため(参考: RT分布のex-Gaussianによる分析 ―データ解析演習―),ex-gaussian分布にフィットさせて,各条件間の反応時間分布の違いを見たかったという感じでしょうか。反応時間データの分析と図示に関しては,広島大学の阪上先生の発表資料もweb上で見つけました。
この中では,一般化線形混合モデルを用いた反応時間データ分析の提案がされています。
というわけで,1週間ぶりに名古屋に帰ってきました。もう大学は夏休みではありますが,明日から通常営業に戻ります。
なにをゆう たむらゆう
8/9-10に徳島大学にて行われる第40回全国英語教育学会(JASELE)にて口頭発表があります。私が第1著者で第2著者は同じ名古屋大学大学院の草薙さんです。発表資料をslideshareにアップしました(発表直前まで変更される可能性があります)。研究の概要としては,2種類の文法性判断課題を用いて,学習者(日本人大学院生)の普通名詞と物質名詞の知識を測定し,それぞれの項目に対してどのように知識が表象されているのかの記述を試みたというところでしょうか。
slideshareからもDLできると思いますが,google driveのリンクも貼っておきます。
https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185SUh6VFA1Wk1TRFE/edit?usp=sharing
発表はなんと1日目の1番目で9:30から第11室です。台風も近づいているようで心配ですが,よろしくお願いいたします。
2014年度CELES山梨の発表資料です。以下のリンクからどうぞ。
https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185b05VTVd0S2NoZjQ/edit?usp=sharing
※前半はただの日記です
8/6 LET前日の飲み会 (当たり前ですが)初めてお会いする方がほとんどでしたがとても楽しかったです
8/7 配属先の中学校へ。引き続きとか。その後遅刻してLETのワークショップへ。Excelの関数とかの最初の話ちゃんと聞きたかったなと後悔。効果量についての話は、この話を聞いていたのでJASELEのワークショップの話もすんなり入ってきました。
8/8 7:25羽田発の飛行機で函館へ。前日午前0時を回ってから帰宅し初電の4:59の電車に乗るというタスクを遂行。朝市→赤レンガ倉庫→五稜郭タワー→函館山と1日観光。美味しいものもたくさん食べました。
夜に行った居酒屋さんは根ぼっけを売りにしているこちらのお店↓
http://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010501/1004944/
ほっけの刺し身がどうしても食べたいと思っていたので満足でした。値段設定はやや高めだと思いますがコスパはいいと思います。
8/9 函館は大雨。もちろん傘なんて持っていない僕はホテルから目の前の函館駅まで土砂降りの雨に打たれながら走りました。大雨の影響で電車は運休で人が溢れかえっていました。幸い僕は高速バスを予約していたのでセーフ。5時間ほどバスに揺られて札幌入り。
札幌は美人が多い!しかも想像以上に都会!こんなに栄えてるんだなあと。モントリオール、ボストンについで僕の住みたい街ランキングの3位に入りました。しかし3日間いても縦と横がこんがらがって自分がどっちに向かって歩いているのかよくわかりませんでした。前夜祭では集金係ということで社会人基礎力が試されたわけですが2次会は僕も酔ってたのでこうなんかはいすいませんでしたやっぱり早いうちに集めるのが吉なんだなと思いました。
そんなわけで2日間の学会(http://www.heles-web.com/jasele_hokkaido/)が始まったわけなんですが、主に特別講演とシンポジウムを聞いて思ったことを(ここからが本番という意味でのBold)。
白井先生のお話を生で聞くのは初めてのことでしたが、まあ一応言語習得の勉強はしてきたつもりなので内容に特に目新しいことがあるわけではなく、さらに白井先生も「俺はこれが正しいと思っている」というような自分の信念を前面に出すような語りではなかったのが印象的でした(そういう意味ですごいうまいなと思いました)。あくまでも、言語習得研究でわかっていること、まだわかっていないことをしっかりと提示しつつ、これからどうしていくべきなのかというのをわかりやすくまとめられていました。
特別講演での白井先生の話は下記ブログ記事にまとめられているので(ほんとよくこんなことできるなと思いますw)そちらをどうぞ。
僕は別に今は教員をやっているわけでもなく、かといって研究者(の卵)としてゴリゴリ研究やってるわけでもないというなんとも宙ぶらりんな立場でこの学会に参加したわけですが、それでもこれから公立の中学校で臨採やることになっているので、そのことを考えながら聞いていたんです。インプットの大事さっていうのはそうなんですよね、でも基本的に中学校って、毎レッスンごとに新しい語彙、新しい文法があって、それを導入して、本文の音読なりやって、まあそのあとにアクティビティ的なものがあるわけなんです。だから、「わかる英語を大量に」っていうのが普段の授業ではなかなか難しい。リスニングとかも、結局選択問題を解くためのリスニングになりがちで(もちろん理解の補助のためにそういう問題があるわけなんですが)、その先がない場合が多いんじゃないかと。
で、実際の教室で、30とか40人の生徒がいる中でSLA研究の知見からわかる正しいことをやればいいんだっていうのもちょっと強引なところはあるわけで、それを「こんな素晴らしい実践やってる先生だっています(だからできる)」とかって成功例だけ見せれられても、「はいはいその先生だから(できることでしょ)」とか「その学校だから(できるだけでしょ)」ってなっちゃうんですよ(たぶん)。「困難校でも素晴らしい実践」とかも、指導法とか技術云々の前によくわかんないけど「その先生がフツーにすごい」みたいなとこあるんじゃないかと思うんです。でそういう「その先生のなにが良い実践を生み出しているのか」がしっかり質的に記述されていくことはすごく大事だと思うんですが、それよりもむしろ「うまくいきませんでした」という事例研究のほうが大事なんじゃないかなと思ったりします。どう考えても成功事例の方が少ないわけですから(もし成功事例が多かったら今こんなことになってないはず)、成功事例の分析って成功した先生とその周りの研究者くらいにしかできないんですよ。例えば書籍やDVDなんかでその成功例がシェアされたとしても、そんなことはずっとずっと前からいろんな先生がやってるはずなのに、それを読んだ先生が自分の実践でもうまくいきました万々歳だったらもっと成功例増えているわけじゃないですかでも現実はそうなってない。本に書いてあるようにやってみたけどできないとかそもそも本に書いてあることをどうやっても自分の現場ではできそうもないってなってるわけじゃないですか。そこで、「なんでできなかったのか」のシェアですよ。「なにがうまくいかなかったのか」は全国の教員がだれでもできる。だから、なんかいろんな勉強会とかもカリスマ教師とか良い実践をやっている先生とかが呼ばれて「私はこうやってうまくやってます」とか言うのじゃなくて、自分の失敗をしっかり考察して、それを持ち寄る会とかにしたほうが有意義なんじゃないのかとか思うんですよ。で、そういうのを引き取って原因を分析したり分類したりする研究者がいて、それをフィードバックして、っていうことができれば。そのためには、例えば授業動画の公開という話がシンポジウムでありましたがそれも1つの方法だと思います。ただ現実問題、広く授業動画をシェアしようとなると生徒の顔が写っていたらダメだという問題があります。そう考えると、だれでもウェブで授業動画を公開できるということでもなく、やはり既存のプラットフォーム以外の形が必要になってくるような気もします。また、ただただ授業動画アップするだけじゃなくて、やっぱりある程度までは自分での考察が必要だと思うんですよ。前の記事にも書きましたが、切り取られた1つの授業だけを見て言えることなんてほとんどないに等しい。そこに考察があれば、見る方もポイントを絞って見れるしアドバイスもできるかもしれない。そういったプラットフォームができたらすごくいいな(誰かはよ
これから自分が本当に授業して、あろうことかこんな経験ゼロの若輩者があろうことが本採用の先生と同じ額の給料までいただいてしまうわけですから、そこをよく考えて自分の仕事を全うしたいと思います。このブログもできる限り授業でやったことうまくいかなかったことを書いていけるといいなと思います。
なにをゆう たむらゆう
おしまい。
P.S. 自分の発表は知り合いの方を含め10人くらいの方に来ていただいてありがとうございました。久しぶりに英語を喋ったのですっごいダメでしたし(発音でaccuracyとfluencyをごまかす芸風です)、発表の内容的にもさしてツッコミがなかったのであまり伝わってなかったんだなということとそれだけ面白くなかったんだなと思いましたすいませんでももし博士にすすむことになったら発表の内容のような問題意識で研究がやっていければなとは思っております。資料はこちらにあります。
発表スライドと予稿集の訂正版PDFそれから修論のPDFもdropboxのリンクで置いておきますのでどうぞ。
予稿集PDF
https://www.dropbox.com/s/eed0skfi2bgsnqm/YuTamuraJASELE2013.pdf
PPT
https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185M1R0cVVrZ3VvYzQ/view?usp=sharing