タグ別アーカイブ: 年末振り返り

2024年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2024年12月25日時点でのこのブログのpage viewは201,463です。年間のアクセス数は18,184で,2022年に近い数字になりました。2023年で増えたのがまた少し落ちたという感じです。今年は投稿数自体がそもそも少なく,関大に就職してからもっとも少ない17本でした(就職以降だと2018年の23が最小)。

今年の記事で閲覧数が多かったのは以下のような記事でした。

1番目と4番目の話は,X(旧Twitter)で見かけたポストを発端にガーッと書いたことでした。2番目の話は研究関連の自分のメモ代わりです。3番目はQuerie.meでの質問に答えたものです。たぶん,ここ1, 2年は匿名の質問への答えをブログ記事にする,というのがかなり多いと思います。書きたいことがないわけではないのですが,ブログの記事にするっていうのも結構なdriveが必要ですからねぇ。とはいえ,今年はそれよりもプライベートでの大変化(後述)の影響だと思います。

仕事のこと

2024年は仕事面での大きな変化といえば,休業したことですね(後述)。あとは,10月から学部・研究科の執行部に入ったこともかなり大きな変化かなと思います。休業のことはプライベートなので後述するとして,執行部の話は,個人的にはいつか来るとは思っていましたが思っていたより早かったかなという感じです。いつか来ると思っていたというのは,自分がそこに入るくらい仕事ができるとかそういう意味ではまったくありません。単純に学部執行部を固定された人たちだけで回していることは健全ではないので流動化するのかなと思っていたのと,私もゆうて今年で着年して7年目ですから,もう中堅といっていいくらいのキャリアなので。正直,今執行部会や全学の会議(今までも全学の会議に出たことはもちろんありますが)に出ていると戸惑うことが多く,まだまだ全然仕事に慣れていないし勝手がわかっていないこともたくさんあって凹むこともあります。

ただ,学部や研究科をどういう方向に進めていくのか,という舵取りの一端を自分が担っているという実感は強くあって,そこにコミットできるというのは仕事としてのやりがいはとても感じます。もちろん,毎週会議があるうえに執行部会は長丁場(それでも昔よりは教授会も執行部会もだいぶスリム化されていると思いますが)なのは大変だなと思いますが。任期は2年ですが,2期は確実にやることになるので,執行部2期終わったあとに自分がどんな見方で学部や研究科のことを見ているのか,というのは少し楽しみな気持ちもあります。

授業に関していうと,また今年新しい科目を担当することになりました。それが自分が今までに経験したことのない学部の講義科目でした。これが本当に,今までで一番しんどいなと思ってここまでやっています。心理言語学研究という科目なんですが,そもそも自分は心理言語学ど真ん中の研究者ではないので,とにかく圧倒的に知識量が足りないんですよね。自分でゼロから教科書となるような授業資料を書き上げるような知識は当然ないし,「体系的な」知識がないんです。心理言語学という授業を自分が取ったことないから当たり前なんですけど。「第二言語習得」の授業ですら,体系的な授業を構築しようと思えばまあまあな準備が必要なわけですが(どういう「第二言語習得」の授業をやるかにもよりますが),心理言語学となるともうとにかく毎週必死で,金曜は大学院の第二言語習得の授業(これも今期から初めて担当)の授業もあるので昼飯食う暇もなく,授業行く前には緊張で吐きそうになりながらやっています(それでも色々追いついていなくて学生には本当に土下座して謝りたいです)。

講義科目って担当してみたいなっていう憧れやっぱりあるじゃないですか。それがやっぱり自分の研究にもつながりますし。ただ,普通の英語の授業を同じコマ数やるほうが10倍楽だなと今は思います。いやこれもどういう授業やるかにも依存するとは思います。私は今はとにかくガッツリ90分講義する感じでやっていますが,これが例えば内容は半分にしてグループ・ワークみたいなのをもう半分にする,とかしたらもう少し自分の負担は減るかなと思います。

大学院の授業も,いわゆる「王道SLA」(インプット仮説,アウトプット仮説とかが出てくるような)だったら,そんなに難しくないと思うんですよね。ただ,私はあえて,言語学系SLAのテキストを採用して,それを毎週1章ずつ読み進めるということにしました。私は文法習得系のSLA研究者ですし,学部で統語論のゼミや授業をとっていたのである程度言語学の基礎的な知識はあります。文法現象をターゲットにした習得研究とかもわかるのですが,それでもたぶん普通の王道SLAよりは準備が大変で,なおかつ学生も言語学の基礎的な部分のサポートも必要(これが全然足りてないことを大反省しているので来年度はもっと手厚く言語学部分の資料を用意する予定)なので,そこが大変です。自分で選んでそうしたとはいえ,授業の持っていき方も含めて毎週かなり苦労しています。

運動習慣と健康面

2024年は休業(後述)の影響で運動習慣は途絶えてしまいました。7月末にコロナに感染して1週間ダウンしていたり,腰がやばくなって整骨院で針を打ったりもしましたし,ちょっとよくない年だったと思います。秋学期に職場復帰してからは自転車も筋トレもゆるく続けてはいますが,ここ数年の強度は保てていないなと思います。特に,復帰後はそもそも仕事にもう一度身体を慣らすだけでなく,新しい講義科目2つの準備が本当に大変で,筋トレを短時間でもいいからやるっていう心の余裕がほとんどなかったです。今までは授業全部終わって帰り際に筋トレをしていたのですが,授業終わりは毎日ダッシュで帰らないといけなかったというのもあるかもしれません。

プライベートのこと

はい,先程から後述後述と何度も書きましたが,5月に息子が生まれました。これが2024年の一番大きな出来事で,それに伴って育児休業を取得しました。それで,仕事面でも大きな変化がありました。

子どもが生まれたときのことや育児休業についてはnoteに記事を書いたのでそちらをお読みください。

子どもが産まれました

育休を取ると決めたこと

育休の振り返り(1)

育休の振り返り(2)

育休の振り返り(3)

育休の振り返り(4)

子どもができたことは,とにかく自分に「愛」とか「愛しさ」みたいなことを教えてくれたなと思います。そういう気持ちを感じたことがないとか,家族や妻にそういう感情がないということではなくて,親から子への愛情ってこんなものなんだ,ということを毎日感じています。なんていうか,本当に子どもの存在って尊くて,愛しくて,たまらないんですよね。大変なこともめちゃくちゃいっぱいあるんですが,それが全部チャラになってさらにお釣りどころか逆に儲かっちゃうくらいのプラスがあるなと思います。どんだけへとへとで帰ってきても,息子の笑顔を見たら全部吹っ飛びます。

もう一つのプライベートの大きな出来事は,父方の祖母が9月に亡くなったことです。父方の祖母は私が育った実家の近くに住んでいたので幼い頃からお世話になっていますし,大人になってからも父が祖母の面倒を見ていたので,毎年最低でも1度は食事に行っていました。それだけではなく,私が人生で本当に辛い時期に直筆の手紙を送ってくれたりと,離れて暮らしていても気にかけてもらっていました。

私は,妻が妊娠したとわかったときから,子どもが生まれたら絶対に祖母に自分の子供を見せて,一緒に写真を撮りたいとずっと思っていました。写真館でプロに,家族写真を撮ってもらうのが夢だったのです。息子は5月生まれで,夏休みに東京に行って祖母に会おうと思っていたのですが,夏の暑さだったり,乳児を連れての移動の大変さだったりということもあって,東京に会いに行くことは結局できませんでした。テレビ電話をつないで,画面越しで息子を見てもらって,話をすることはできました。祖母は画面越しでもひ孫の顔がよく見えていたようで,「話をちゃんと聞いているね」などと話しかけていました。父は,100歳まで生きると思うと言っていました。そのほんの数週間後に,祖母の体調が急変したという連絡を父から受け,急いで息子と妻と3人で東京に行きましたが,コロナに感染していたことから隔離されていて,私の妻と息子は結局祖母に会うことができませんでした。私が姉と父といっしょに,防護服を着て祖母に面会したときにはすでに脈も弱くて会話もできておらず,口を動かすことが精一杯という状況でした。私はそのときただ一人号泣して「○○くんとおばあちゃんといっしょに写真を取るのが夢だったのに」と言いました。その日の夜に祖母は亡くなりました。今でも後悔していますが,祖母のお葬式には息子にも立ち会ってもらい,一緒にお別れをしました。この時(葬式は亡くなってから何日か後だったので,一旦大阪に戻ってもう一度東京に行ったので2回の大阪-東京旅行)が子連れで旅行に行った初めてのタイミングだったのですが,子連れの旅行は本当に疲労感がぜんぜん違うということもその時にはじめて知りました。急なことだったにも関わらず,一緒についてきてくれた妻にも本当に感謝しています。話は逸れましたが,祖母が亡くなったことは私の中でも結構気持ちが落ち込む出来事でした。

買ってよかったもの

最後におまけ。

LOWYA 着る毛布 GROONY グルーニー

パネルヒーター 北国のこたつ

この2つは寒い時期の必須アイテムになりました。着る毛布は多分色んなところで出していると思うのですが,商品の比較とかはできません。私は妻におすすめされたものを買いました。とにかくこれ着るだけで全然違いますね。夜お風呂上がりから寝るまでと,朝起きてから着替えるまでは基本的に着ています。

パネルヒーターは,研究室にはあるのですが自宅の書斎にはなくて,新しく自宅の書斎に導入したのですが,3面ではなく上下にもパネルがあるタイプにしました。これだと,靴を脱ぐような環境だと最適ですね。研究室にも置こうかと思いますが,基本的に靴(スリッパ)を履いているので,その着脱をするのが少しめんどくさいかなと思っています。ただ,やっぱり包みこまれる感じがあるので,膝下まで全体的に温かくて気に入っています。

昨年はまるでこたつソックスがよかったので,あったかグッズを求めているのかもしれません。

おわりに

2024年は,子どもが生まれたこともあって飲み会や学会で多くの方とお話するという機会もめっきり少なくなってしまい,とくに育休中なんかはX(旧Twitter)に流れてくる同僚先生たちの飲み会写真を見て少し悲しい気持ちになったこともありました。でも,今はそういう時期だと割り切ることもできていますし,会えないからといってお世話になっていないわけでもないし,大事にされていないわけでもないことは自分も実感できているので,そういう気持ちでいれることも幸せな環境に入れているんだなと思います。公私ともに,たくさんの方にお世話になりました。直接お会いできた方も,できなかった方も,本当にありがとうございました。

毎年の事になりますが,このブログを読んでいただいている方も,そうでいない方にも,私に関わるすべての方に感謝申し上げます。

今年も1年お世話になりました。来年もよろしくお願いします。皆様,良いお年をお迎えください。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

2023年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2023年12月30日時点でのこのブログのpage viewは183,189です。年間のアクセス数は21,444で,2021年に近い数字になりました。2022年で落ちたのが戻ったという感じです。今年は投稿数が昨年と同じくらい(1本減少)です。ただ,記事の分量は昨年より増えて2021年度と同じくらいです。一本書くのに結構ハードル高いなと感じるのは分量ですかねぇ。

今年の記事で閲覧数が多かったのは以下のような記事でした。

1番目の話は,雑誌『英語教育』に記事を書いたのですが,2ページの原稿では書ききれない補足をブログ記事にしたという感じです。まあブログ記事の方が本体の雑誌原稿より長いんですけどね。2本目はquerie.meの質問に答えたものです。聞く人ちゃうやろ〜ってやつですね。3本目の話は後述するとして,4本目は読んだ本の話,5本目は学会のシンポジウム登壇後の雑感です。こうやって振り返ると,2023年度は自分的には反響がある記事を書けなかったんだなと思いますね。2023年のアクセス数1位はいまだに2022年の記事ですし。まあブログ記事ってview数稼ぎでやってるわけじゃないのですが,やっぱり読まれる記事かどうか,というのは気になっちゃいますよね。

仕事のこと

2023年の仕事での大きな変化は,大学院の科目を教えるようになったこと,3つの大学で非常勤をやるようになったことかなと思います。

これが変化として大きいのは,初めて英語科目やゼミ以外の講義科目を教えることになったからです。どの授業もとにかく授業の準備がとても大変で,講義科目を自分が満足できるレベルで教えるにはまだまだ勉強が足りないことを思い知らされました。来年度以降改善を重ねていきたいです。

非常勤のうちの一つは教職科目の英語科教育法です。この授業の担当は個人的にもすごく感慨深いものがあって,その事を書いた記事が上記の「はじめての英語科教育法 」でした。詳しくはブログ記事をお読みください。

授業以外では,これまでのように同僚の先生についていくだけではなくて,自分がリードしていくような仕事をいくつか任されたというのも仕事面での変化かなと思います。今までは誰かの決断にいい意味で乗っかっていれば仕事をが進みました。ところが,今年経験した仕事のいくつかは自分が決断をして周りをリードしていけないというものでした。もう6年目なのでそういう仕事もこれから増えていくと思いますし,小さいことでもそれが経験できたのは自分をまた成長させてくれたかなと思います。

昨年の振り返り記事で次のような事を書いていました。

来年度は,また学内で今とは違う役割になることや,授業の担当で大学院の科目をもつようになることなど,今から不安なくらいたくさんのことが待ち受けているので,チャレンジングな2023年になるだろうなと思います。自分の中でも,そこが一つの分岐点というか,一皮むけるために必要な,色々耐える年になるだろうと思っているので,そういうのを楽しみつつ,それらを乗り越えた先に自分が成長したと思えるようになっていたいと思います。

正直なところ,自分の中で分岐点になるというほど何か大きな自分の成長があったのかというとどうなんだろうと思います。ただ,2023年が始まる前にはそれくらい大きくとらえていた事を乗り越えて,そのことを後から低く見積もっているというのは,自分が成長したということなのだと捉えるようにしたいと思います(実際は大したことをしなかっただけという可能性もあるんですけどね)。

2023年は,研究という意味では単著論文が1つと共著論文が1つ,出版されました。そして,共編著書も出ました。

第二言語研究の思考法:認知システムの研究には何が必要か

本の方は福田さんが担当編集者と著者陣のお尻を叩きまくって頑張ったからこそこのタイミングで出版されたと思います。そうじゃなかったらあと1年かかっててもおかしくなかったのではないかと。その他にも学会ワークショップ,学会シンポジウムの登壇,学内の全学FDでの登壇,併設校での講演等々の喋る仕事も結構やったなと振り返ってみると思います。お腹いっぱいです。

運動習慣と健康面

2023年も自転車と筋トレの2本柱をある程度継続してやっていくことができました。今年も腰の調子が悪くなったりもしましたが,整骨院に通ってメンテナンスをしているからか,そこまで酷くはならずに1年過ごせたかなと思います。夏にサボったのはありますが,今でも毎週ちゃんと運動しているのでそういう意味での健康面については維持できていそうです(7月に声が出なくなるくらい喉がおかしくなりましたけど)。

プライベートのこと

2023年の年明けすぐに再婚をしました。1年近くお付き合いをしていた方です。それがまず大きなことでしたね。それから,家を建てたこともすごく大きな出来事でした。同棲を考えたときに,ふたりとも家のことにこだわりがあって,その家にあったものを揃えるタイプだったので,賃貸で暮らすよりも家買ったほうがよくない?と考えました。そして,8月くらいから家を探し始めました。基本的に私が物件を探しました。いろんな会社から資料を取り寄せたりInstagramの広告に出てくる会社に登録して物件を見つけては妻と共有しているEvernoteにクリップしていきました。最終的に注文住宅を建てることになり,家の設計的なところは妻がInstagramでたくさん調べてどういうところを抑えないといけないのかとかどういう間取りが便利なのかとか,妻が主導で決断していった感じです。「家を建てる時奥さんとはどんな風に意見を出し合ったんですか?うちはなかなか夫婦で揉めることが多くて難航してます。」という質問に答えたこともあります。4月に完成して引っ越しました。そこから色々買い揃えたり等々で家の環境が整うまでには結構時間がかかった気もしますね。でも,本当に家を買ってよかったなと思います。QOLが爆上がりです。

おわりに

2023年も多くの方々に支えられて,幸せな1年を過ごせたと思います。公私ともに,たくさんの方にお世話になりました。直接お会いできた方も,できなかった方も,本当にありがとうございました。学会で初めてお会いして,ブログ読んでますと言われることもあって,嬉しいけど恥ずかしくて「あわわ」って感じになりますが,そういう出会いがあるのもブログを書いていることの良さかなと思っています。

このブログを読んでいただいている方も,そうでいない方にも,私に関わるすべての方に感謝申し上げます。

今年も1年お世話になりました。来年もよろしくお願いします。皆様,良いお年をお迎えください。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

2022年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2022年12月30日時点でのこのブログのpage viewは161,591です。年間のアクセス数は2021年よりもさらに減少して,執筆時点で2022年は17,628となりました。18,000を切ったのは2016年以来でした。今年は投稿数が近年のうちでも少なくここ5年間だと以下のようになっています。

  • 2018: 23本
  • 2019: 25本
  • 2020: 26本
  • 2021: 29本
  • 2022: 22本

昨年は結構一本の記事あたりの分量もかなり多かったのですが,それも少し減っているような感じです。

今年の記事で閲覧数が多かったのは以下のような記事でした。

1番目の話は,いわゆる学内紀要的なものに論文を書く意味があるのかっていう話です。自分の所属先に関わる話ですが,今後もっと色々考えないといけないんじゃないのかなとは思っています。ChatGPTの記事は割と最近ですが,Twitterでも結構反響が大きかったです。英語教師の方々がチラホラとどんなことができるのだろうと色々試しているのが最近よくTwitterにも流れてきています。二番目の記事も英語授業に関係する話ですね。4つ目のタイトルが長いものは,Querie.meという質問を募集するサービスでいただいた質問に対して,答えが長くなったのでブログ記事にしたというものです。Querie.meというタグでいくつか記事を書いていますのでもしご興味がおありでしたらお読みいただければ。めんどくさい回答の仕方とかもしていますが,基本的には質問はいただけたら嬉しいので喜んで回答しています。

仕事のこと

2022年度が5年目で,大学教員としていろいろなことが見えるようになってきたなと感じるようになりました。そんな中で,とても大きな変化として学会の事務局長というお仕事を任されるようになったことがあります。今までは運営委員の末席にいたのが,急にそれを仕切る役目を任されることになり,いろんな先生に助けられながらなんとかもうすぐ1年目を終えようとしています。そういう仕事をしている中でも,こういうところは変えたほうがいいとか,このやり方はあまり効率的じゃないとか,そうやって気づいたことは逐一メモするようにしていて,事務局業務に関するメモやメールのテンプレなんかはEvernoteにどんどん蓄積されていっています。

来年度は,また学内で今とは違う役割になることや,授業の担当で大学院の科目をもつようになることなど,今から不安なくらいたくさんのことが待ち受けているので,チャレンジングな2023年になるだろうなと思います。自分の中でも,そこが一つの分岐点というか,一皮むけるために必要な,色々耐える年になるだろうと思っているので,そういうのを楽しみつつ,それらを乗り越えた先に自分が成長したと思えるようになっていたいと思います。

2022年は,それまでなかなか出版までたどり着かせることができていなかったものがいくつか出版になったので少しホッとしています。とはいえ,全然足りないので,もっとやらないといけません。仕事に慣れたら…なんて思っていたらどんどんと新しい仕事が回ってくるので,そういうスタンスじゃこの先研究者として生きていくのは無理なんだということを改めて突きつけられている思いです。

運動習慣

2022年も自転車と筋トレの2本柱をある程度継続してやっていくことができました。ただ,夏にぎっくり腰をやらかしてしまってしばらくお休みしたのと,先日も腰の調子がかなり悪くて運動ができなくなってしまったことなどがあり,あまり強度の高い運動を年の後半にはできていません。20-30分くらいの軽いランニングであれば,腰のサポーターを巻かずに走れるくらいにはなってきていたところだったので,少しショックではあります。

今も継続して整骨院には通っているのですが,そういう体のメンテナンスもしつつ,無理のないように今後も筋トレは続けていきたいなと思います。

プライベートのこと

今年は,実家がなくなったというのが結構自分の中でも大きなことでした。なくなったといっても家を取り壊したとかそういうことではなく,実家を貸家にするために荷物をすべて引き払ったということなのですが。祖母の面倒を見るために,父が祖母と同居することになり,そのために誰も住む人がいなくなった一軒家を貸しているという状況です。私の人生の大部分を過ごしていた場所で,たくさんの思い出の品がありましたが,それもすべてはとっておけないのでほとんど処分することになりました。それはある意味で,自分にとって東京という場所との決別のような感覚もありました。私は東京出身ですが,もはや東京は「帰る」場所ではなくなったという感じです。今後東京に行くことがあったとしても,東京で「ゆっくりする」みたいなことはきっとないんだろうなと思います。

私は別に実家大好きマンとか地元大好きマンというわけでもないので,これからは大阪という場所が自分の街という感覚になっていくのでしょう。また春には同じ市内の中で引っ越しをして,そこが私の家になります。色々大変なことも多いのですが,そういう決断をしたという意味では,2022年は人生の大きな節目になるのかもしれません。春が待ち遠しいですね。

おわりに

2021年の終わりは,とにかく本当にこれまでの人生の中でもっとも落ち込んで,すべてに絶望していましたが,あれから1年経って,その時から比べると2022年の大半は本当に幸せな毎日を送っていると思います。公私ともに,たくさんの方にお世話になりました。直接お会いできた方も,できなかった方も,本当にありがとうございました。このブログを読んでいただいている方も,そうでいない方にも,私に関わるすべての方に感謝申し上げます。

今年も1年お世話になりました。来年もよろしくお願いします。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

2021年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。今年はギリギリの更新になってしまいました。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2021年12月31日時点でのこのブログのpage viewは143,927です。2020年はこのブログを開設して以来の最多view数(26,805)でしたが,2021年は21,592と少し減りました。20,000は超えたのでよかったかなと個人的には思っています。ただ,投稿数はむしろやや増えていて,月2本よりも少し多いペースでした。年々一つの記事あたりの分量は増えていて,長文の記事が多くなってきているなぁというのが感覚としても,そして実際の記録を眺めてみていても思うことです。

今年の記事で閲覧数が多かったのは以下のような記事でした。

2つとも,研究に関わる記事ですね。前者のほうが閲覧数が後者の倍くらいはあります。

仕事のこと

今の所属先にきてから4年目になり,初めての業務を担当しています。授業のコマ数もそれまでよりも少なかったのもあって,割と研究にも時間を割くことができるようになったと感じます。

教科書の編集作業に携われたことは,自分としては貴重な経験になったなと思います。

Getting Things Done [Book 1] Tasks for Connecting the Classroom with the Real World

論文を投稿するプロセスもようやく回り出してきて,これまで溜めてしまっていたものを少しずつではありますが出版に近づけられているという感覚はあります。とはいえ,夏以降にはプライベートでショッキングな出来事があったのと,その時期に2週連続でまったくテーマの違う講演の依頼があったことで研究にまったく手をつけられなくなってしまいました。

共同研究の論文は私のせいでとめるわけにはいかないのでなんとかしてますが,査読中の自分が第一著者の論文二編は結局年内に修正を終えて再投稿するところまでいきませんでした。1月以降はまずこれを最優先にしてやっていきたいです。

運動習慣

2020年に身につけた運動習慣は,2021年も継続してできました。ただ,2020年はかなりランニングをやっていたのですが,股関節痛を発症してしまい一年近く整骨院に通っていて,走ると痛みが出るのでほとんど走らなくなってしまいました。その代わり,通勤で自転車に乗る機会が増えたことと,筋トレの強度をあげるようになりました。対面授業でキャンパスに出勤するときでも,研究室においてあるダンベルを使って筋トレをすることや,雨の日など自転車に乗れないときは最寄り駅を使わずに2キロ歩くということを寒い・暑い関係なく億劫ならずにできたことは自分を褒めて上げてもいいのではないかなと思います。

8月から体重が6キロ近く落ちて,体脂肪率も5%近く落ちたので,かなりしまった身体にはなってきている実感があります。腹筋も見え始めているので,この調子で心の目で見なくてもしっかりと腹筋が見えるような締まった身体づくりを2022年は目指したいなと思います。一時期はお酒を飲まずには寝られないというレベルでお酒に依存していましたが,今はそういうこともなくなりました。やっぱり健康は大事ですね。

おわりに

2021年は,とくに最後の数ヶ月で自分が周りの方たちにどれほど支えられているのかを強く実感しました。このブログを読んでいただいている方も,そうでない方も,私に関わるすべての方たちに,感謝の気持ちを届けたいです。ありがとうございます。

最後になりましたが,みなさん,今年1年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

今年の大晦日は,だいぶ久しぶりに一人で過ごすことになりました。なんか勢いでこれから映画を見ます。

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

2020年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。28日に仕事納めの予定が今日まで出勤して実験やったので,ブログも今日のうちに書いてしまおうということで30日に更新です。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2020年12月30日時点でのこのブログのpage viewは121,733です。ついに累計10万アクセス超えました(祝100,000PV)。2019年は年間20,000アクセス切っていましたが,今年は25,000アクセスを超えてこのブログを始めてからの最多アクセスを記録しました。ありがたいことです。

今年も昨年と同様に,平均すると月2本のペースでブログを更新しました。ただ,今年の前半あたりに投稿が集中していたので,毎月2本書いていたわけではありません。主に,新型コロナウィルスの影響で春学期がすべて遠隔授業となったことで,それに関する記事をたくさん書いたことでそうなりました。私はSlackを授業で使ったので,主にそれ関係の記事を多く書きました。

閲覧が多かった記事の上位も,R関連の記事だけではなく下記のような記事も入ってました。

42.5インチディスプレイの記事も今年に入って急にアクセスが増えたので,今年ディスプレイを新調した方が多かったのかもしれませんね。個人的には,もうあの大きさより小さい画面で仕事できないですね。

仕事のこと

3年目は2年目よりももっと仕事をうまく回せるようになるというか,学内の業務だったり授業準備の負担も減って研究に割ける時間が増えるだろうと思っていました。ところが,前述のように遠隔授業の実施に伴ってすべてが一変したので,昨年度の継続を活かすことはほとんどできなかったと言っていいかもしれません。自分のことだけでも手一杯でしたが他の先生達のヘルプもしなければいけない立場でしたので,毎日掲示板をチェックして,メールの問い合わせに返信して…みたいなことも春学期はやっていました。自分の授業に関しても,同じ教科書を使っていたとしても遠隔ではできることがまったく異なるので,すべて新しく準備することになってしまいました(多くの先生がそうだったでしょう)。

対面授業に戻った秋学期も,これまでの対面授業のようにはできない部分が多く,この状況下でできる対面授業というのを考えなくてはいけなくなりました。加えて,担当している授業がすべて異なるので(担当数=タイプ数),それもあって授業の負担感は2年目の昨年度よりもやや高かったなと思っています。

ただし,今年度は時間割のことにメインで関わっていないので,秋学期にその仕事で時間を奪われるということはなくなりましたし(たまに心苦しい気持ちになりつつ見守っています),学部のライティングの授業も持っていないので,3年目にして初めて研究室で徹夜した日数がゼロになりました(これまでも年間数日というレベルでしたけど)。

研究の面では,今年は学会がなくなったりオンラインになったりしたこともあって,停滞した感じがあります。昨年度,SLRFに行ってるときに申請書を書いていた科研費(若手研究)が採用されて,関大に着任してからようやく科研費を初めて獲得しました。それで意気込んでいたところでしたが,2020年度は研究をほとんど進められず。ウェブ実験をできるようになっておいたほうが今後データ収集がしやすくなるだろうと思って,jsPsychを勉強し始めました。

ガンバ大阪のこと

今年もガンバ大阪の年間チケットを購入していましたが,新型コロナウィルスの影響でJリーグも中断し,再開後は座席の間隔をあけたり入場人数が制限されていたので,年間チケットは払い戻しになりました。それでもホーム戦は最終節の清水エスパルス戦以外は行きました。この話題については別に記事を書いたのでそちらをお読みください。

2020シーズンに観戦したG大阪の試合

運動習慣

今年に起こった最大の変化といえば,Apple Watchを買って肉体改造に取り組んだことかなと思います。Apple Watchを買う前から,Nike Training ClubNike Run Clubで筋トレだったりランニングだったりはたまにしていましたが,Apple Watch Series3が安価で手に入るようになり,4月初旬にそれを購入してからはとにかくApple Watchのアクティビティリングを完成させることと,毎月の「チャレンジ」を達成することが生きる目的みたいになりました。特に,春学期はほとんど在宅ワークで体を動かす機会が激減したこともあって,意識的に体を動かす機会を作り出さないといけないと強く感じていました。やっぱり一日中家にこもっているのってメンタル的にもよろしくないんですよね。体を動かすことでリフレッシュするようになって,それが習慣になったので対面授業になって平日は毎日職場に来ないといけないようになっても自転車に乗る,走る,筋トレする,ヨガ,のうちのどれか2つ以上は必ずするようになりました。

だいぶ流行に乗り遅れてリングフィットアドベンチャーを買ってからは,家での運動も気軽にできるようになりました。雨の日に走りに行ったことも夏の時期は何回かありましたが,冬の雨の日のランニングはハードルが高くてなかなか行けません。そういうときに,ゲーム感覚で身体を動かして,しかもそれなりに負荷の高いことができるのはいいですね(最近リングフィットはあまりやれてませんけど)。

あとは,自転車も寒いから冬は無理だと以前は思っていましたが,意外と乗れています。漕ぎ出したらあったまるぞということと,家を出る前にウォームアップすればよいという2つを自分が学習したことが大きいと思っています。自転車だと電車通勤の半分くらいの時間で行けるので,いつもより遅い時間に家を出ても間に合います。そうしてできた時間でヨガをやるようになりました。まず10分弱のヨガ(私はいつもNTCのSimple Morning Energy Flowをやってます)をやって身体をあたためてからいくと,自転車を漕ぎ出してすぐに身体が温かくなるのでそこまで辛さを感じていません。もちろん,まだそこまで寒くないというのもあるでしょうけれど。あとは,筋肉がついて基礎代謝があがったので寒さに強くなったというのもあるかもしれません。

健康維持という目的に加えて,こういう社会情勢の中で,なにか1つでもいいから継続してやっていることで,自分の精神的な支えとしているということもあります。自己肯定感を保つために意識してやっているといいますか。続けていることが自信になってくるというのは大いにありました。運動ってなかなか継続してやるのが難しかったのですが,2020年はそれを継続してできるようになったのが自分の中で成長したと感じる部分です。

2021年度も対面授業が継続になるので,特に春学期中にどうやって運動を継続していけるのかは正直まだ全然わかりませんが,2021年度も継続していければと思います。

おわりに

最後になりましたが,みなさん,今年1年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

なにをゆう たむらゆう

おしまい。

2019年の振り返り

毎年恒例の振り返り記事です。今年は少し早めの更新です。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2019年12月30日時点でのこのブログのpage viewは95,047です。2017年,2018年と20,000viewは超えていたはずなので,2019年は少しアクセス数が少ない年となりました。おそらく2020年には100,000に届くのではないかと思います。月2本弱ペースで更新してるのは変わりないので,2019年のアクセス数が減ったのは記事のインパクトに欠けるということなのかなと思います。あとは過去のR系の記事の情報が古くなりつつあってアクセスが減ってるのかもしれません。はたまたもしかすると,ブログを読むことで情報を得るという形が変わってきているということもあるのかもしれませんね。最近はネットの媒体も多様化していて,伝えたいことを伝える手段はブログだけに限りませんし。とはいえ,私はもうしばらくはこのブログというメディアで発信し続けていくつもりです。この場所は,私のアイデンティティの一部のようなものだと感じていますから。

また,ブログではありませんが,anfieldload先生と一緒に「英語教育2.2CAST」という番組をnoteで音声配信するという試みをはじめました。有料配信で,月に300円で様々な音声コンテンツを聞くことができます。こちらもたくさんの方に聞いていただけたら嬉しいです。創刊準備号は無料ですのでまずはこちらを試しに聞いてみてください。

仕事のこと

2年目のが忙しい説』というブログ記事でも書きましたが,昨年度よりは2019年度の方が仕事面では余裕ができてきたように思います。まだ2019年度は終わっていませんが。昨年度は本当に研究に割く時間を作ることができませんでした。論文を書くこともほとんどできずじまいで,コンスタントに研究の時間を作れていませんでした。2019年はそれに比べればある程度研究以外の仕事を後回しにしてでも研究に時間を割けるようになってきていると感じています。春学期はかなり良いペースで,毎週この時間は必ず研究するということを守りながらできていたように感じます(決して時間として多かったわけではなく,習慣的にやれていたということですが)。秋学期の方が色々リズムが崩れてきてしまっていると感じています。それでもなんとか年末に駆け込みで2014年にスタートしたプロジェクトの研究を2年越しで別のジャーナルに再投稿できました。年始当初の計画通りには進みませんでしたが,それでも少しずつ前進はしていると自分に言い聞かせています。

また,2019年は初めて海外の学会に参加して発表することもできました。そういう意味でも2018年からは前進しているのかなと(院生時代と比べるとそこで前進と感じていることがもはや後退のような気もしていますが)。学会で発表すること自体が久しぶりで,振り返ってみると自分がファーストで発表したのは2016年以来でした(それ以外にも話す機会はあったのですが,学会発表という意味では2017年,2018年はありませんでした)。ここ数年は「学会」というものに参加することやそこで発表することの意義みたいなことについて考えることも多く,あまりポジティブになれない時期だったなと思います。ただ,参加するとやっぱりモチベーションは上がります。アメリカのSLRFで発表したときには,研究テーマが非常に近い方の発表を聞けましたし,その方にApplied Psycholinguisticsの論文読みましたよって言われて嬉しかったです。すごくマニアックな内容の研究なんですが,やっぱり読まれるジャーナルに出版されれば読んでもらえる人は世界にいるんだなと感じました。

研究以外の仕事でいうと,昨年度と同じ業務が多いので,物事がどのように進んでいくかもだいぶ見通しが立つようになってきましたし,会議に出ているときもただ聞いているだけではなく発言するべきときには発言するということも少しずつできるようになってきたような気がします。また,いい意味でも悪い意味でも組織のことがだんだんわかってきたように思います。

授業もある程度自分の中に型とでもいうべきものができてきたと感じることもある一方で,うまくいったと思える授業というのはなかなかできません。毎時間おわったあとには反省点が数多く見つかります。その都度メモするようにはしているのですが,1年後に同じ内容の授業をするときになって,「これうまくいかなかったような気がするけど何がうまくいかなかったのか思い出せないな…」ということも何回かありました。もう少し授業のリフレクションを体系立てて蓄積していって,良いものに変えていけるようにする必要があるとも感じています。

その他

プライベートでの大きな変化かなと思うところは,やはりガンバ大阪のファンクラブに入って年間チケットも購入したことかなと思います(笑)。もともとサッカー観戦は好きで,昨シーズンの終わりにも何回か通っていましたが,今年は思い切って年間チケットを買いました。そうすると,休日はサッカーを観に行くという予定があるので休みの日に仕事をしようとしなくなりました。前半戦はアウェイ遠征で仙台,鳥栖,札幌にも行きました。やっぱり趣味があるって大事なことで,良い気分転換にもなります。意識的にオンとオフを切り替えるようにもなるので,仕事のことばかり考えてしまう毎日からは抜け出せるようになったのかなと思います。

また,6月には結婚式をしました。やったこと自体はよかったと思っていますが,もう一度やりたいかと言われたら正直やりたくないです(笑)。そして,8月には新婚旅行でヨーロッパに行きました。ロンドン,パリ,バルセロナの3都市を回りました。今までヨーロッパには行ったことがなかったので,いろいろな発見がありました。個人的には3都市の中ではバルセロナが一番好きだなと思いました。気候もよくて料理も美味しくて,また行ってみたいし家族を連れていきたいと思える街でした。

夏休みの間にヨーロッパ,カナダ,アメリカと3回も長距離移動があり(カナダとアメリカは出張),その間に義実家に行ったり長野の母親を訪ねたり,実家に帰ったりとかなり忙しい日々を送ったので,来年はもう少しゆっくり過ごせたらいいなという思いもしています。

おわりに

最後になりましたが,みなさん,今年1年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

なにをゆう たむらゆう

おしまい。

2018年の振り返り

毎年恒例になってきた一年の振り返り記事を今年も書こうと思います。これまでの振り返り記事も興味がお有りの方はどうぞ。

過去の振り返り記事

ブログのこと

この記事を書いている2018年12月30日時点でのこのブログのpage viewは76,252です。昨年の振り返りでは50,000を超えたと書いていたと思います。つまり,2018年の1年間で25,000近いアクセスがあったということですね。ありがたいことです。やっぱり上位は例年同様にR系の記事なのですが,今年1年間のアクセスランキングを見ていると,『人に厳しい人の覚悟』というのが上位に食い込んでいます。「あーそんなこともあったなぁ」という感じですね。

ブログの更新もそんなに頻繁にできているわけではないのですが,それでも月に2本弱くらいのペースで今年はやってきたようでした。『英語教育0.2』になってから5年が経ちましたが,他の英語教育ブログに負けぬよう10年選手,20年選手を目指してやっていこうと思います。学会等で,「実はブログ読んでいます」と言われると,恥ずかしくて死にたくなる一方で,「ブログやっててよかったな」と思ったりもします。自分にとっても,自分の所属先にとってもプラスになるようなブログになるようこれからも続けていきたいです。

私がブログを始めた際には多くの人がブログを書いていたように思いますが,今も定期的に更新されるブログがだんだん少なくなってきているような気がして寂しい気もします。Feedlyで更新がわかると,「あ!更新されてる!」ってなるあのワクワク感みたいなの,もっとほしいです(誰だ)。ということで,あ,そういえばブログもうしばらく書いていないなという方は明日からどうですか?

個人のこと

博士号取得

2018年は人生の色々な節目が一気にやってきた年でした。その最初の出来事が,博士論文を提出して博士号を取得したことでした。今では遠い昔のことのように思いますが,まだ1年も経っていないんですよね。『博士課程で学んだこと』という記事の中には実は書かなかったのですが,博士後期課程を終えるという経験の中で,今の自分に一番役に立っていることは,「自分をコントロールすること」かもしれません。指導教官であったY先生から教わったことでもありますが,「ネガティブなことを考えている時間はもったいない」という意識でアンガーコントロールしたり,ストレスや不安をうまく処理したりするのは博士後期課程で身につけられたからこそ今もなんとかやっていけているのかなと思います。

就職

博士号取得の次の出来事は,大学教員として就職したことです。非常勤講師として授業を担当したことはありましたが,大学教員としての仕事はそれ以上にやることがたくさんあって,とにかく毎日生きるのが必死でした。中学校教員をやっていた時を思い出して,「あのときに比べればなんてことなはい」の精神でGWに入るまでほぼ毎日仕事していたのが懐かしいです。後期になってからは授業にはなれてきたのですが,その他にメンタルに打撃を受ける仕事があって,Thunderbirdを開くたびに憂鬱な気持ちになる日々です。

仕事を続けるか続けないかの決め手は,お金,仕事のやりがい,人間関係のうちの最低2つに自分が満足しているかどうか,という話をどこかで聞いたことがありますが,私の職場は3つとも満たされている最高の職場なので,そうでなかったら相当しんどいなと思います。つらくてもキャンパスで同僚の先生に会えば声をかけてもらえたりお菓子をもらえたりするので,それに助けられているなと思います。自分の仕事のできなさを日々痛感して病みそうになるときもたしかにあります。そうであっても,「授業でもそれ以外の仕事でも,とにかく若いうちは失敗してもいいから全力でぶつかっていこう,それしかできないしそれでいいんだ。ただし学ぶ姿勢は大事にしよう。」という気持ちでやっています。

結婚

2018年の大きな出来事の最後は結婚したことです。就職する前から同棲していたのですが,6月にプロポーズして,11月に入籍しました。入籍してから特に変わったなと思うことはあまりないのですが,ふたり暮らしっていうのはいいですね。一緒にご飯食べたりとか,寝る前に一緒に海外ドラマ見たりとか,そういう何気ない日常の一コマが「一緒に」ってなると人生豊かになるなぁなんて思ったりします。数年後には,「なんで家にいるの?」とか言われるかもしれないので,今からビクビクしながら一生懸命家事炊事洗濯を頑張っています。

その他

健康面で言えば,今年1年間は特に体調を崩した記憶がないです。と書こうとして,博論の口頭審査の翌日にぶっ倒れてしまい,名古屋にいらっしゃっていた浦野先生との約束をドタキャンしたことを思い出しました。あのときは本当にすみませんでした(北海道の昆布おいしいです)。それ以外には,とくに風邪を引いたりもしていません。1年間で体重は5キロ減,体脂肪率は7%減で身体がだいぶ引き締まったなと思うのですが,これは食事に気を使ったり運動を少しはするようになったからなのか,あるいは仕事のストレスなのかはよくわかりません(苦笑)。

あとは,4年間住んだ名古屋を離れて大阪に引っ越したことも2018年の中では個人的に大きなことだったなと思います。関西弁はなかなか上達しませんし,ボケもツッコミも全然うまくなっていませんが,特に大阪を嫌いになることなくここまでは生活できています。食べ物も美味しいですし。唯一残念なのが赤だしが入手困難なことだけですね。スーパーに行っても低価格帯の300円くらいのやつが売ってなくて,小さめで400-500円のものを買わないといけないところだけは名古屋がやっぱりいいなと思います。月1で名古屋に行っているので,そのときにわざわざ名古屋のスーパーで買って帰っています。あとは季節柄というか,大阪では初詣にどこに行くんだろう?っていうのはありますね。名古屋ならとりあえず熱田神宮にいってきしめん食べて帰るっていう王道ルートが最高ですが,大阪だと初詣ってどこにいくんだろう?っていうのは最近よく思っています(調べない)。

おわりに

来年の目標とかはあまり考えないようにしようかなと思います。やっぱり年度で頭や仕事が切り替わるということもありますし。ただし,健康第一ということは忘れずにいきたいと思います。

最後になりましたが,みなさん,今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

なにをゆう たむらゆう

おしまい。